タバコ、アルコール、ジャンク(マーガリンなど)を避けることができたら、次は汚染物質です。
以前、空気に関する記事を書きました。
汚染物質(カビもそうですが)の恐ろしい点は目には見えないと言うことです。
その他、家庭洗剤、家具、マットレスなども有害な分子を放出していることもあります。
マットレスや外壁塗装などの臭いが気になったことはございませんか。これらは例え口にせずとも、呼吸をすることでも体内に侵入します。
厄介なことに、デトックスでは対処困難なのです。
身近にある汚染物質は蓄積していくことで、あらゆる支障を及ぼします。
例えば、ホルモン撹乱物質や発がん性などがあります。
過度に考えすぎるのも良くないと思いますが、リスクを理解しておくことが必要です。
有害物質の一例
現在は殆ど使用されていなくても、これらの物質は土壌や水中、空気中に拡散され、完全には消えないのが問題です。
フタル酸
・プラスチックや他の材料の可塑剤として使用。
例 食品用ラップ、接着剤、糊、化粧品、医療用チューブ、子供の玩具
生殖機能の低下や胎児の奇形などを引き起こす可能性があります。
ビスフェノールA(BPA)
・ペットボトルや樹脂容器に使用。
模擬エストロゲンと呼ばれる内分泌腺の問題を引き起こしたり、胎児の生殖、神経、身体器官の発達に障害を与える可能性があります。
ポリ塩化ビフェニル(PCB)
・電気の変圧器の潤滑剤、油やペンキ、インク、紙、糊、プラスチックに使用。
魚、牛乳、乳製品など脂肪分の多い食品はPCBを含んでいる可能性が高いとされています。
テストステロンの分泌を低下させる働きがある。
ジクロロジフェニルトリクロロエタン(DDT)
・1995年までは最も多く使用されていた化学物質。極めて危険な発がん性があるため、各国で使用は禁止されています。 レイチェルカーソンの「沈黙の春」で農薬の危険性を説いておりました。
まとめ
有害物質から守るための行動を纏めます。
・BPAが含まれている缶は使わない。
日本では規制はされているものの、まだ使用はされているのが現状。
・調理器具や食品保管時は化学作用を起こさないを選ぶ。
タッパの利用は控え、ガラス製や陶器を利用しましょう。
・高電圧を用いる装置のそばは避ける。
有害なオゾンが生成されるため、コピー機などの近くも避けるべき場所。
電池工場で働いている人は男性不妊の原因となる恐れがあります。
が、ビタミンCで大幅に改善されたそうです。
Vitamin C for Male Infertility and Lead Poisoning? | NutritionFacts.org
・高温調理は汚染物質が生じやすいので避ける。
・家庭用合成製品、漂白剤、塩素を含む洗剤等の利用は可能な限り控える。
・ホコリ、繊維質、塵は吸わないよう空気を清潔に保つ。
・水道水は飲まない。
日本の飲料水は安全と言われていますが、できれば避けた方が無難です。
トリハロメタンだけでなく、微量の化学物質の混入している可能性があります。
意識すれば、お金をかけずとも実践可能なことがありますが、ここにはお金をかける価値は多いにあると考えています。
コンビニ弁当を電子レンジで温めたら、栄養の観点だけでなく、汚染物質のデメリットも加わります。
汚染物質は蓄積されていくものなので、非常に恐ろしいですが、知っていればある程度の対策は可能です。