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遺伝子組み換えの粉ミルクは本当に大丈夫なのか

「遺伝子組み換え」と聞くと良くないものというイメージがあります。

知らずに恐れるのは良くないため、今回は「遺伝子組み換え」と「赤ちゃん用粉ミルク」についての記事になります。

結論は「よくわからない」ので、可能であれば避けたいと考えております。

日本では「遺伝子組み換え」作物は作られていませんが、輸入量はナンバーワンです。

主な遺伝子組換え作物は「除草剤耐性」と「殺虫性」。これによって、除草剤をかけても枯れない、害虫に強いなど、手間をかけず大量な作物を作ることが可能となります。

概要は厚生労働省のページに記載がございます。

遺伝子組換え食品とは
厚生労働省は、平成13年4月から遺伝子組換え食品の安全性審査を食品衛生法上の義務としています。遺伝子組換え食品とは何か、人の健康への影響はないのか、厚生労働省ではどのようにして安全性の確認をしているのかなど、様々な疑問にお答えします。
引用:遺伝子組換え食品|厚生労働省 (mhlw.go.jp)


結局、メリットやメリットはどうなのでしょうか。

・農薬量を最大37%減、収穫量は22%増、農家利益も68%増 (1)
・遺伝子組み換えトウモロコシの長期摂取すると腫瘍増殖(2)
→信憑性がなく、取り下げられております。

遺伝子組み換えを作物を食べたことによって、腫瘍ができたラットの画像をみたことがありますが、裏付けとなるデータなかったようです。

であれば、農薬量も減る上で安全なら問題ないかと思いますが、この除草剤は有機リン系ですあり、国際がん研究機関(IARC)は、グリホサートを含む5つの農薬に発がん性の恐れがあると発表しています

安全性審査の手続を経た旨の公表がなされた遺伝子組換え食品及び添加物一覧(例)

名 称 性 質 申請者/開発者等 官報掲載日
(年.月.日)
※1
絹糸抽出期における高雌穂バイオマストウモロコシMON87403系統 収量増大の
可能性の向上
日本モンサント株式会社 Monsanto Company
(米国)
2017.11.1

※1 組換えDNA技術応用食品及び添加物の安全性審査の手続(平成12年厚生省告示第233号)第6条の規定に基づき、安全性の審査を経た旨の公表がなされた品種のうち、組換えDNA技術により新たに獲得された形質が宿主の代謝系に影響を及ぼすものではないもの。

様々な意見はあるものの、遺伝子組み換え食品は審査を経て市場に流通しており、安全性に関連するさまざまな研究も行われているのも事実です。

●遺伝子組換え体の検知法に関する研究 ●遺伝子の安全性に関する研究
●新規タンパク質のアレルギー性評価に関する研究 ●慢性毒性試験に関する研究
●リスクコミュニケーションに関する研究

【まとめ】
・遺伝子組み換え食品は安全性の審査/研究を経て、市場に流通している。
・人間への影響は確認されていないため、今のところ問題はない。
・国や機関によって見解が異なっている。

粉ミルクの安全性は

過去、粉ミルクの悲惨な事件が発生しております。
遺伝子組み換え云々より、何よりも大切なことは「安全性」ということは間違えありません。

・森永ヒ素中毒事件:1955年調製粉乳にヒ素を含む有毒物質が混入。

・中国メラミン混入事件:2008年粉ミルクに化学物質のメラミンが混入。

どちらもあまりにも酷すぎる事件です。何らかの一時的なミスではなく、安価な材料や分量の傘増しのために故意で毒を混入していたのです。

このような事件もあったため、何も混入していない=安全という意識があるのかもしれません。が、ほとんどの日本の粉ミルクは「遺伝子組み換え」の原材料が使用されているのが現状です。

<主な遺伝子組み換え>
・大豆油

・レシチン
・デキストリン
…etc

それに対し、厚生労働省は民間団体にて粉ミルクメーカー6社にアンケート調査を行いました。

結論は「安全性が確認済みの遺伝子組換え作物なので問題はない」のようです。
安全性審査を通っている原材料であれば、当然の回答でしょう。

国内メーカーでも問題はないと思いますが、気になる場合は海外のオーガニックミルクを購入するのがベストでしょう。

HappyBABY ORGANIC(ハッピーベイビーオーガニック)
①Stage1:0-12ヶ月 ②Sensitive:0-12ヶ月 ③Stage2:6-12ヶ月
母乳独自の成分をお手本に、オーガニック乳幼児用ミルクの開発されています。

上記以外にもオーガニックメーカーは多数ありますが、一番安く手に入れる方法はAmazon(米)かiHerbが良いかと思います。

最後に

遺伝子組み換えについては、ゼロかイチで考えるのは良くないでしょう。

一番注意すべきは「農薬」や「添加物」であることは間違えないですね。

取り敢えず、遺伝子組み換えでつくられている「ぶどう糖果糖」や「サラダ油」の摂取は控えたいところです。

参考文献:
(1)A Meta-Analysis of the Impacts of Genetically Modified Crops
(2)Long term toxicity of a Roundup herbicide and a Roundup-tolerant genetically modified maize