日々の生活を快適に過ごすためには、部屋の空気を綺麗に保つことが必要です。
しかし、今は外気にも注意が必要な時代です。
浮遊・付着しているウイルスやカビ菌にも気を付けなければなりませんが、
空気中に含まれる花粉、排ガス、PM2.5はアレルギーや呼吸器系に影響を及ぼします。
部屋の空気が悪いことで考えられる、デメリットについて具体例をあげてみます。
<具体例>
●シックハウス症候群:倦怠感、頭痛、呼吸器疾患、精神疾患など
●喘息:主にアレルギー性の炎症によって気管支が狭くなる病気
●カビ・ダニの発生:コウジカビやアオカビなど
●ウイルス・細菌の増殖
●腸内環境の悪化
…etc
このように、室内の空気環境一つで様々な炎症を引き起こしてしまうのです。
これらの対策としては部屋を清潔にし、有害物質を抑制することです。
具体的な対策
自然が多く風通しの良い環境であれば、シンプルに掃除と換気で充分かもしれません。しかし、住む環境は簡単に変えられるものではない為、今すぐ実践できる対策をご紹介します。
<対策>
●キッチン・お風呂などは定期的に掃除
●部屋の換気を徹底する
●部屋の湿度を30~50度に保つ
●空気清浄機を設置する
基本的には掃除と換気を行い、水回りはカビが発生しないように注意をしておくことです。
その上で空気清浄機を設置すれば、室内の空気環境は大きく改善されるでしょう。
※空気清浄機はピンキリですが、HEPAフィルターを搭載しているものを選んでください。
HEPAフィルターであれば、充分にカビの胞子や微小なホコリでも捉えることができます。
また、医療現場でも感染症の予防対策として、HEPAフィルターは活用されております。
3 CDC、WHO の隔離施設等の換気等の基準
(1) 米国疾病予防管理センター(CDC(2003))は、感染症の患者を隔離する医療施設(負圧施設)の換気の基準として、以下を示している。
ア 換気回数が毎時 12 回(新規の建物)、毎時6回(既存の建物)を上回ること
参考資料2
イ 排気を屋外に出すか、高性能粒子フィルター(HEPA フィルター)を使って循環
させること
引用元:厚生労働省 商業施設等における「換気の悪い密閉空間」を改善するための換気について
まとめ
●部屋の掃除と換気はかかさない事
●HEPAフィルターの空気清浄機を設置する
●化学物質(16種類の指定物質) ※新居や転居時に確認
現在、コロナウイルスの影響で空気清浄機はかなり売れているそうですが、QOL向上の為にも購入しておいて損はなさそうです。
これから、新居を建てられる方(お子様がいる方)は化学物質には注意を払い、風通しの良い設計にすることをお勧めします。詳細については以下をご確認ください。
生きる為には呼吸をすることが欠かせません。
体に入れる空気が良くなければ、不調や病気を招いてしまします。
これからはどこでも仕事ができる時代の為、住む場所についても考える必要があるのかもしれません。