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『ビタミンD』のサプリメントは現代病を予防する特効薬?

ビタミンDは殆どの人が不足しています。
『ストレス』や『過度の紫外線対策』が原因とも言われております。

確かにビタミンDは紫外線によって体内で作ることができますが、紫外線によるデメリットを考えると、食事やサプリメントで摂取した方が良いでしょう。

最近になり、感染症予防にビタミンDが有効だと騒がれましたが、それまでは他のビタミンと比べると注目度が低かったと思います。

ビタミンCが欠乏すると『壊血病』、ビタミンB1の場合は『脚気』になります。どちらの病気も死に至る可能性があります。

しかし、ビタミンDが欠乏しても、『クル病』や『骨粗しょう症』にはなりますが、死に直結するような病気ではありません。それが理由の一つのようです。

大航海時代、戦後、令和、時代と共に病気の傾向も変わってきております。
ビタミンDは現代の病気を防ぐ為に欠かせないことは確かであるようです。

≪ビタミンD欠乏症で発症リスクが上昇する病気≫

・肥満
・鬱病
・糖尿病
・関節炎

・クローン病・潰瘍性大腸炎
・高血圧
・心臓病・心臓麻痺・心臓肥大
…その他(がん、血管疾患、生活習慣病、自己免疫疾患、感染症)

人間のあらゆる病気とビタミンDは関係性があるようです。

ビタミンDとは

ビタミンDは2〜7の6種類あります。体内で活用するのはビタミンD2(エルゴカルシフェロール)と3(コレカルシフェロール)です。ビタミンD3は食べ物や紫外線に当たることでも作ることができます。

【補足】
紫外線や食べ物のビタミンDは肝臓で25ヒドロキシビタミンD(25-OH-D)に変換されます。
ここから腎臓を経由し、1,25ヒドロキシビタミンD(カルシトリオール)という活性型に変換されて効力を発揮します。

●ビタミンDを多く含む食べ物:きのこ類、カツオ、アンキモ、レバー

また、ビタミンDには活性型と非活性型があります。活性型は病院で処方されるものですが、摂取の際には注意が必要です。過剰摂取すると副甲状腺ホルモンの分泌を低下させ、高カルシウム血症を引き起こします。そうなると、腎臓結石や心臓機能低下を招く可能性があります。

●非活性型:肝臓と腎臓で代謝
●活性型:肝臓で代謝
●最終活性型:カルシトリオール:代謝不要 

サプリメントは非活性型なので、過剰摂取をしない限りは極めて安全性は高いとされております。

≪効果≫

主な作用はカルシウムの吸収を促進することです。

①腸管でカルシウム、マグネシウム、リンの吸収を促進する
②腎臓からカルシムが失われることを抑制し、副甲状腺ホルモンを介して血中のカルシウム濃度を維持。
③カルシウム、マグネシウムの吸収を助けて、骨を正常に形成

また、ビタミンDの受容体は免疫細胞にも存在します。
免疫細胞であるマクロファージ、好中球、NK細胞をビタミンDが強化し、さらに免疫系の異常反応をも抑える働きことがあるそうてす。

自己免疫疾患(潰瘍性大腸炎・クローン病)とビタミンDの関係性はもっと深堀する必要がありそうです。

≪摂取目安≫

ビタミンDの国際単位は「IU」です。 1µg=40IU 250µg=1000IU

厚生労働省によると推奨量は340IU、上限摂取量は4000IUです。しかし、この推奨量では正常の基準値に達することは難しいのが現実です。

※血中ビタミンD濃度 欠乏症:20ng以下 正常ライン:30〜100ng

その為にサプリメントがあるわけですが、具体的な摂取量は・・・。

本来、血中ビタミンD濃度を測定することが決めることが理想ですが、日光を浴びない人であれば、1000IU~3000IUくらいが摂取目安となりそうです。

まとめ

●殆どの人がビタミンDが不足してしている
●1日の摂取目安:1000IU~3000IU
●ビタミンD欠乏症はあらゆる病気と関係性がある

脂溶性のビタミンは注意が必要とされておりますが、意識して摂らなければ、欠乏症を招いてしまします。人間ドックなどの際にはビタミンD血中濃度を測定してみるのも良いと思います。

ヨーロッパではビタミンDのサプリを配布している国もあるそうです。今後、日本では配布されることはないと思います。これからはセルフメディケアを高めていくことが必要だと実感させられます。

最後は以下のサプリを使用しています。
ビタミンDは羊毛から容易に作れますので、安いのが良いですね。

Now Foods, ビタミンD-3、ハイポーテンシー、1000 IU、ソフトジェル360個